私と純日記

主に週報

顔の脂肪を吸引する

4日前、顔の脂肪吸引に行ってきた。そのときの話をしようと思うが、経過を詳しく載せるわけではないので、手術を考えている人の参考にはならないと思う。ご了承をば。

 

去年の秋くらいから美容クリニックに行くようになった。最初は、肩こりの解決方法を検索していて、たまたまた肩のボトックスについて知って打ちにいったことがきっかけだった。そして、その時に見つけたサイトを回遊するうちに、医療美容について知っていって、ついには外科手術まで行うようになったのだ。

昔から自分の顔があまり好きではない。好きなパーツもない。特に、子供の頃から顔の肉が目立つ骨格と肉付きで思春期の頃はひどく悩んだ。だんだん年を重ねるにつれ、顔の肉も重力に負けていくようになり、リモート会議で映る自分の顔に絶望していた。みんなかわいいのに、なぜ私だけ…みたいな、語彙力も知性もないような言葉が思考を駆け巡って仕方がなかった。

メイクをしていても楽しくない、日々リモート会議によって打ちのめされる得体のしれない感情、これらを金で解決するためにカウンセリングに向かった。

 

手術を決めるまで

カウンセリングは、去年バッカルファットを取ったときと同じクリニックと、最近出来たクリニックに行った。前者は、先生が丁寧で外科医としての実績もあるので信頼性があった。ただ、静脈麻酔をやっていないためバッカルファットのときのしんどさをまた味わうのは精神的によくないと思って、今回はやめた。後者は、大手を経験してきた先生が独立して作ったクリニックらしいとのことで興味本位で行ってきた、みたいな軽いノリだったが、結局この先生にやってもらうことにした。真摯に話を聞いてくれること、方針をしっかり示してくれること、症例が好みだったことなどが決め手だった。

あと、これは地味に大事なのだが、いい口コミよりも悪い噂がないことを徹底的に調べた。大手やSNSで話題のクリニックは金の力で評判を作れるから、そういう力で伝搬していった口コミはあまり信用していない。先生の過去の経歴からエゴサしまくった。結果、悪い噂は見つからなかったので自分の感じたものを信じようと決めた。

ちなみに今回の手術で、メーラファット(頬の肉)、ジョールファット(口横の肉)、顎下の肉を取った。モニターに協力することでかなり安く済んだが、人生で一番高い買い物の記録を更新した。

 

決めたあと

準備するものをいろいろ揃えた。特に食料。おかゆ、鍋焼きうどん、スープ、ポカリスエットなど(体調不良のときのような品揃えになった)。

そして有給を取った。水曜日が祝日だったので、その日に手術をし、木金と有給を取った。自分の仕事さえやっていれば有給はとても取りやすい環境でよかった。

手術を受けることは、一緒に仕事をしている後輩、現場リーダー、上司に伝えた。後輩も美容クリニックに行ったりするので全然抵抗感なく話した。現場リーダーも上司も、こういうときに動じたり偏見を口にするようなタイプの人ではなく、「仕事に支障が出ることはないので」と告げて報告をした(上司は無理して顔出ししなくてもいいからね!とか言ってくれて菩薩だった)。

手術をして家に帰るまで

あいにくの雨の中、クリニックへ向かった。一通り事務手続きや洗顔などをしていざ手術台へ。マーキングをしているときに、緊張していることが伝わったのか先生に大丈夫ですか?と言われ、結構緊張してます……と伝え、がんばりましょうねと励ましてもらった。

静脈麻酔はなんだかあまり効かなくて、時間感覚はだいぶ鈍っていた気がするが起きてはいた。先生の声掛けにも応じた。でも不思議と、一番心配していた手術への恐怖はなかった。先生の手際がめちゃくちゃいいな〜などと思った記憶があった。

手術直後顔を見せてもらったら普段の倍の大きさになっていて思わず笑った。それから、圧迫バンドとして、少し体を休ませてもらって、帰宅した。

 

ダウンタイム中

家に帰ってから、麻酔が切れてきてメーラーあたりが痛んできたのでもらったロキソニンを飲んだ。まだ唇あたりが麻酔で開かないため、ゼリー飲料を上を向いて流し込んだ。

バッカルファットのとき、経過の写真を全然撮らなかったことを後悔したので、毎日午前中に写真を取るようにした。自分の顔を正面から取ると、意外と面長だなとか、年でこめかみあたりの肉が減ってきたなとか、鼻がちょっと曲がってるなとか、気付きが多かった(知ったって嬉しくないが)。

手術当日と次の日あたりまでは、ロキソニンを飲んでいないと鈍い痛みがあった。顔もまだまだ晴れていて、真っ赤になっていった。せっかく休みだからゲームに漫画にやりたい放題やったるでと思っていたが、さすがにちょっとやってすぐ疲れた。パンパンに腫れている顔をバンドで締め付けていつのもしんどかったんだろう。

3日目くらいからは、寿司を食べられたり部屋の掃除をしたり普通の生活をしても疲れなくなった。口角横を切開するから気を遣いながらの食事だが、それでもバッカルファットのときよりしんどくない(バッカルは口の中を切開して脂肪を出すから)。

おかげで、ダウンタイム3日間でポケモンSVがはかどった。チャンピオンになり、ヌシを制覇し、スター団を公正させた。そしてチェンソーマンを全巻読破し、考察動画を観て完全に理解した。なんだか年末年始を先取りしたような気持ちだ。

 

最後に

金で解決することを選んでよかったと思う。世間一般的にお金を持ち始める時期にまったく仕事が出来なかったし、フリーランスをしているときは怖くて金を遣えなかったから、そのとき後回しにしたことをやったまでだなと思う。

手術後も不安な気持ちが勝っていたが、そろそろ仕上がりが楽しみだなと思えるようになってきた。3ヶ月〜半年で完全に完成するらしい。わくわくだぜ!

 

その他

  • 先生選び大事
    • 昔、ある大手クリニックに行ったとき、顔に触れた手がタバコ臭かったとかめちゃチャラい医者がいた。なんだか信用ならねえなみたいな人が結構いる。実際に会ってみるのが一番だし、今はSNSや美容系の情報が集まるプラットフォームがたくさんあるから第三者の口コミをよく見るのは大事だと思った。
    • ちなみに、↑のある先生の脂肪吸引の口コミでひっどい下手くそな症例と口コミを見つけてドン引きした。
  • 鎮痛剤は自分で買わなくてよかった
    • 細かいことだが、今回範囲が広いのとメーラファットはきついと言われていたのでロキソニンを買ってたのだけど、クリニックでもらったロキソニン2錠で十分だった。それくらい痛みがなくてびっくりした。
  • 不安が強い人は麻酔についてよく話すといいよ
    • 手術台の上でパニクってしまうのが一番心配だったから、そのへんも先生とよく話しておいた。静脈麻酔で意識がなくなることはなかったけど、バッカルファットのときほどの恐怖感が全然なかったのでよかった。
  • 体重が1kg減った
    • せっかく筋トレで増やしたのに、ちょっと食べないだけで1kgも減ってしまった。かなしい。しばらく筋トレ出来ないから、せめてストレッチを頑張ろう。