予期不安というものがある。パニック発作を繰り返すうちに不安が大きくなるというものだ。そして、そのような苦手な環境を避けることを広場恐怖という。
今、私はこれに直面している。直面してしまった、みたいな言い方をあえてしていきたい。来月から週半分の出社が始まることが起因して、人が集まる場所が苦手だったりみんなでご飯を食べる状況が苦手なので、それを避けようと必死になってしまう。
昔、今から6〜7年前に電車の中でパニックを起こしそうになった。ギリ電車のドアが開いてトイレに駆け込んで落ち着かせた。高校生のときも、教室でしんどくなり途中で退席したこともあった。元々人がたくさんいる状況は苦手だったが、日常でそういう機会を少しずつ取り入れて耐性をつけられていた。でも、コロナ渦になりそれがまったくなくなり、今困っているような状況だと感じている。
入社する前は、深く考えていなかった。週半分だし近くに住めば電車の苦労もないから大丈夫、くらいに思っていた。でも実際何度か人がまばらなオフィスに一人で行っても体がしんどく、心拍数が常に100を上回っていて普通に疲れ果てるような具合で、何度行ってもそうだから週半分の出社が決まって不安が募ってしまった。
上司には相談し、夏休みを利用して少しずつ慣れていこうと思うと告げ、理解はしてもらった（助かる）。少しずつ耐性がつけばそんなに苦ではなくなるだろうと、楽観的には思っている。が、もしダメなら…と考えると途端に恐ろしくなり自己嫌悪うずまきそうなのでやめておく。
心の奥底では、人を憎んでいたり怒ったり呆れたりしていると思う。でもそれって本当は、過去私を傷つけてきた悪い人たちにただ絶望しているだけに過ぎない。無関係の人まで憎みたくない。ましてや、今よくしてくれている人まで私の絶望フィルターで判断したくない。めんどくさい人生だなぁと思う。
